折角堂

MEGANEROCK(メガネロック)新作VECTOR 015と別注生地「KURO」

MEGANEROCK(メガネロック)ファン待望の新作、VECTOR 015を入荷しました。
カラーはBROWN、YELLOW DEMI、そして別注オリジナル生地「KURO」の3色です。
前回のVECTOR014はセルロイド時代のBlowfishというモデルのリメイクだったので、完全新作は013以来。過去のモデルの生産などもあったので、かなり久しぶりに感じます。

手に取った時の第一印象は「めちゃくちゃおしゃれな眼鏡」でした。
この第一印象を少し分析してみたいと思います。
使いやすいとされるオーバルとウェリントンの中間のようなシェイプで、全体的に少し嫋やかに見える丸みのあるライン。目尻の方までしっかりと面積がとられていて、癖とも言える個性が出るケースが多いです。しかしこの眼鏡にはそのような癖のあるように見えない、かなり使いやすいデザインです。

こういったモデルは往々にして「仮面をつけているみたい」という印象にとられやすくなりますが、癖が出すぎないように太すぎない厚みにしながらも、細すぎて印象の薄い眼鏡になることも防いでいるような、ちょうど良い眼鏡です。
使いやすいとされるオーバルとウェリントンを足して2で割ったラインと、絶妙な厚み。この2つのポイントがそういった印象をが生み出しています。

そして今回から使用されている「KURO」というカラー。MEGANEROCKさんの別注生地になります。
「黒に別注なんかあるの?」という疑問があると思いますので、これを眼鏡店の目線から簡単に説明していきます。

眼鏡で使用されている素材の「アセテート」を製作している有名な大手メーカーは2つあり、今回はそのうちの1つ「タキロン」社製の生地を使用しています。
高品質で海外からも支持の厚いメーカー。今回のKUROはタキロンの別注ブラックです。

通常の黒と別注の「KURO」の色を比較してみると、「KURO」の方が生地自体がより黒く少し深みがあり、反射光が白いような印象です。よりハッキリ黒く見えます。
別注にしたからこその違いなのですが、なぜこんな違いが出るのか疑問が残ると思います。

その答えは使用する原材料にあります。
このハッキリとした「より深みのある黒」を出すため「KURO」では通常のブラックと原材料を変更しています。
通常のブラックは色を染める原料にパウダー状の顔料を使用し、「KURO」は液状の染料に変更することで黒くしているのが大きな違いです。
顔料よりも液状の染料の方が、より細やかに色のコントロールが可能となるため、今回の「KURO」では赤などの複数の染料を入れることでより深みのある黒色になっています。
ではなぜそれが定番にならないのかなどは、店頭でお話しさせていただければと思います。

製法だけでなく、生地までこだわりどんどん進化していくMEGANEROCK。
手に取ってみていただいてわかることも多いかと思いますので、よければぜひ手に取って確かめてみてください。