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“MASAHIRO MARUYAMA” 「kintsugi」
その独創的なデザインで、まるで芸術作品のようなフレームを発信し続ける、”MASAHIRO MARUYAMA”。
今回は、その中でも「kintsugi」(金継ぎ)シリーズ、特にプラスチックフレームにクローズアップしてお送りします。
日本の伝統的な美意識である「金継ぎ」は、割れた陶磁器を漆で接着し、金や銀などの粉で装飾することで、その傷をむしろ美しさに変える修復技法です。その精神に深く共鳴し、独自の視点で再解釈したのが、”MASAHIRO MARUYAMA(マサヒロ マルヤマ)”の「kintsugi」シリーズです。
*金継ぎ哲学の現代的解釈”MASAHIRO MARUYAMA”の「kintsugi」シリーズ
金継ぎは、割れた陶器を金粉で継ぎ合わせる日本古来の修復技法です。
壊れた部分を隠すのではなく、むしろ美しく強調することで、物の歴史と不完全性に美を見出す「侘寂(わびさび)」の精神を体現しています。
”MASAHIRO MARUYAMA”の「kintsugi」シリーズは、『壊れた陶器を美しく再生させる金継ぎの手法』をデザインに取り入れ、『金継ぎによって作られた線がフレームに新しい価値観をもたらす』という独特な世界観を創造しているのです。
プラスチックフレームにおいて、このデザインは驚くべき変容を遂げます。
従来のプラスチックフレームが持つ量産的で無機質な印象を一掃し、有機的な表現力を宿すのです。金色の不規則な線が、まるで自然の亀裂のようにフレーム全体に走り、計算された非対称性が着用者の個性を際立たせます。
例えば、MM-0078やMM-0101といったモデルでは、フレームのブリッジ部分や智の部分に、まるで実際に壊れて修復されたかのような「金継ぎ」のラインが表現されています。これは、製造工程で意図的に作られた「ライン」であり、それを「金」で美しく繋ぎ合わせることで、眼鏡というプロダクトに新たな価値を与えています。
*ブランド独自の美学
“MASAHIRO MARUYAMA”の「kintsugi」シリーズにおけるプラスチックモデルは、ブランド独自の美学を明快に表現しています。
一般的な眼鏡が持つ左右対称で完璧なフォルムに対し、「kintsugi」シリーズは、あえて「不均衡」や「非対称」を取り入れています。プラスチック素材だからこそ表現できる滑らかな曲線の中に、金継ぎのラインが不規則に走ることで、眼鏡をかける人の個性をより一層引き出すデザインとなっています。
*色彩とデザインのバリエーション
「kintsugi」シリーズのプラスチックモデルは、豊富な色彩展開によってその魅力をさらに深めています。
クラシックなブラックにゴールドの金継ぎラインが映える定番モデルから、ネイビーブルーといった深みのある色調、さらにはクリアカラーまで、多様な選択肢を用意。各カラーバリエーションは、金継ぎの線の表現にも微妙な変化をもたらします。
シャイニーな仕上げのプラスチック表面に対してゴールドもしくはシルバーの輝きが創り出すコントラスト、あえてベースカラーのブラックと同色のラインを施したカラー、それぞれの色調と組み合わせによって異なる印象を与えるのです。
“MASAHIRO MARUYAMA”の「kintsugi」シリーズにおけるプラスチックモデルは、伝統的な金継ぎの概念を現代の技術とデザインで再構築し、眼鏡というプロダクトに深みと芸術性をもたらしています。
不完全さの中に宿る美しさ、そして唯一無二の個性を求める方にとって、この「kintsugi」シリーズのプラスチックモデルは、まさに「かけるアート」と言えるでしょう。
ぜひ、そんな「kintugi」シリーズを店頭でお試しください。