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新ブランド「Lunetta BADA」(ルネッタ・バダ)

新ブランド「Lunetta BADA」(ルネッタ・バダ)

このブランドのフレームを見た時、30年以上前にデザインされたものとは思えませんでした。

「Lunetta BADA」(ルネッタ・バダ)は1984年に東京・代官山で立ち上がり、一世を風靡したブランドです。
サングラスなどが非常に有名で、井上陽水や吉川晃司、柴田恭兵などのアーティストや俳優たちがこぞって着用していました。
この度、当時を知る方、BADAに憧れた方々を中心にブランドが再始動。
当時のコレクションの中から特徴的な5モデルをリプロダクションしています。

1980年代の眼鏡といえば、世界的にはビッグシェイプで、さまざまな形を作れる合金を使ったメタルが流行していました。
日本でもまだまだ視力矯正器具としてのイメージが根強く、ファッションアイテムとしては一部の方にしか認知されていないといった背景もあり、1980年代前半はどちらといえばクラシックなデザインが多く見られます。

また、その頃は現在では一般的な「眼鏡ブランド」というものが無い時代。アパレル等の依頼を受けて鯖江で製作されるというのが一般的でした。
そんな時代にあって、「眼鏡ブランド」としていち早く活動し、強い個性と独特の世界観でファンを魅了。
他にはない感性と独特のデザインで眼鏡デザイン史に一時代を築いた、と言っても過言ではない活躍をしました。
海外の展示会でもその個性は高い評価を受け、世界の眼鏡市場を席捲しました。

ただしその終わりも突然。人気絶頂のうちに1991年ごろに突如として姿を消しました。
歳月を経るごとに眼鏡業界でも当時を知る方や、BADAの存在を知っている方も徐々に少なくなっていました。
そして2022年、ブランドの再始動を迎えています。
当店の店主も、業界に入った当初に時々お持込のフレームを見る程度でしたが、この度こうしてきちんと手に取れたとのことで、感激される方も非常に多いようです。

今見てもかなり面白いデザインのものが多いと思います。
モードな側面も持ちつつ、どちらかといえばストリートな印象が強い。
多様化が進んだ現在のフレームと比較しても良い感じに鈍臭く、個性的。

過去のものが「モード」との交点を生み出す瞬間も面白いと思いますし、まず何より格好良い。
素敵なブランドだと思います。

一部デリバリーが遅れているものもありますが、順次到着の予定です。
ご興味のある方は是非お問合せください。

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